北斎と広重、どちらかは名前を聞いたことがある。でも、実際に観に行くとなると、場所をまだ調べていない。そういう方も多いのではないかと思います。
地域情報メディア『すみだデスク』でエリアを担当しているまさきです。整体院を営んでいる関係で、両国や錦糸町のあたりをよく歩いています。美術館へ行くときもまず「どこから入るか」「混む時間はいつか」が気になる性分なので、そのあたりも含めて書きます。
今回は、すみだ北斎美術館で始まる開館10周年の企画展について、会期・料金・前売りの仕組み・会場までの動き方を順番に確認していきます。
何が始まるのか、一言で言うと
北斎の「冨嶽三十六景」と広重の富士シリーズ、ふたつを並べて比べられる企画展です。同じ富士山を題材にしながら、構図も空気感もかなり違う。その違いを一度に見られるのが、この展示の一番の面白さだと思います。
北斎の「冨嶽三十六景」は全46図が前後期に分けて展示されます。同館での全点公開は約4年ぶり。広重側は「冨士三十六景」全36図に加え、晩年の「不二三十六景」シリーズも並びます。
会期と前後期の切れ目を確認しておく
会期は2026年6月23日から8月30日まで。前期と後期で展示替えがあります。
- 前期
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6月23日(火)〜7月26日(土)
- 後期
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7月28日(月)〜8月30日(日)
- 休館日の例外
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7月20日(月・祝)は開館、翌7月21日(火)は休館。月曜が祝日のときは翌平日が休みになるため、行く日が祝日明けの火曜にあたる場合は注意が必要です。
北斎の「冨嶽三十六景」は前後期で同タイトルの別摺(作品個体)に一部替わります。どちらの期間で行っても全作品のラインナップは変わりませんが、摺りの状態が違う場合もあるので、気になる方は公式サイトで最新の展示替え情報を確認しておくと安心です。
料金は前売りで2割引きになる
前売券の販売期間は6月22日(月)まで。通常料金より20%安く買えます。販売は店頭のみで、オンライン割引はありません。
| 対象 | 前売(〜6/22) | 通常(6/23〜) |
|---|---|---|
| 一般 | 800円 | 1,000円 |
| 高校・大学生 | 560円 | 700円 |
| 65歳以上 | 560円 | 700円 |
| 中学生 | 240円 | 300円 |
| 障がい者 | 240円 | 300円 |
| 小学生以下 | 無料 | 無料 |
前売券の購入場所は、美術館1階受付か、両国江戸NORENの1階にある両国観光案内所です。美術館受付は開館日の9:30〜17:00、観光案内所は10:30〜19:00。わたしが動きやすいのは平日の昼ごろなので、両国に寄ったついでに観光案内所で買えるのは助かります。
当日のチケットはオンライン購入が動きやすい
通常券(6月23日以降)は日時指定のオンライン購入が可能です。受付に並ばずに入館できるため、夏休み期間中の混雑を避けたいなら事前購入のほうが無理がありません。ただし販売数に上限があるため、公式サイトでの事前確認が必要です。
前売りと当日券でオンライン・店頭の使い分けが変わります。前売りは店頭のみ、当日券はオンライン購入が可能という違いを頭に置いておくと混乱しません。
美術館の入り口とアクセスを先に見ておく
すみだ北斎美術館は、両国駅から歩いて数分の場所にあります。ただ、建物の外観が少し独特で、初めて行くと入り口がどこか迷うことがあります。わたしも最初は一周してしまいました。
- 都営大江戸線「両国駅」A3出口から徒歩5分
- JR総武線「両国駅」東口から徒歩9分
- 墨田区内循環バス「すみだ北斎美術館前」からすぐ
- 駐車場なし(公共交通機関の利用を推奨)
大江戸線の利用が5分と最短です。JR両国駅からだと少し距離があるので、初めての方は大江戸線のA3出口を使うほうが迷いにくいと思います。
展示の見方に迷ったときの手がかり
構成は4章仕立てで、序章「江戸っ子の富士」から始まり、北斎の章、広重の章、最後にふたりの比較展示へと続きます。順番に見ていけば、自然と両者の違いが見えてくる流れになっています。
比較展示では、北斎「冨嶽三十六景 駿州大野新田」と広重「不二三十六景 駿河冨士沼」のように、同じ場所を描いた作品が並びます。絵の解説を読まなくても、並べて見ると構図の選び方の違いが直感的に分かるので、美術館が苦手な方にも入りやすい展示だと思います。
関連イベントは日程の確認が先になる
会期中は講演会、スライドトーク、ワークショップなどの関連イベントも予定されています。定員がある場合は事前申し込みが必要になることが多いため、行きたいイベントがあれば公式サイトのスケジュールページを早めに見ておく必要があります。
「ワークショップだけでも参加したい」という方は、会期が始まってから探すより、今のうちに公式サイトのイベント情報をブックマークしておくほうが動きやすいです。
子ども連れで行く場合に見ておく点
小学生以下は無料です。中学生は300円(前売り240円)なので、家族で行ってもそれほど大きな出費にはなりません。ただし、学生証や生徒手帳の提示が必要なので、子どもが中学生以上の場合は忘れずに持たせてください。
夏休み期間と会期が重なるため、8月の午前中は混みやすいことが予想されます。お子さんを連れて行くなら、平日の開館直後か、夏休み前の7月中のほうが落ち着いて見られると思います。

小学生以下は無料なので、子どもの初めての美術館にもいいかもしれませんね
企画展チケットで常設展も見られる
今回の企画展チケットを持っていると、観覧当日に限り4階「北斎を学ぶ部屋」と常設展プラスも無料で見られます。常設展だけで入ると別料金になるので、企画展と合わせて回るほうが割安感があります。
常設展では北斎の生涯や代表作の解説が丁寧に展示されています。企画展の前に常設を一周してから企画展へ進むと、背景が分かった状態で絵を見られるので、より楽しめると思います。
公式サイトで確認しておきたい項目
前売り期間は6月22日(月)まで。美術館または両国観光案内所の店頭のみ。行く日が決まっているなら今週末にでも購入しておけます。
前後期で一部展示替えがあります。「神奈川沖浪裏」などの代表作は通期展示ですが、気になる作品がある場合は公式サイトの展示リストで期間を確認してください。
講演会・ワークショップは定員制のものもあります。公式サイト(hokusai-museum.jp)のイベントページを今のうちに確認しておくと安心です。
今週末から動けること、一つだけ
前売り期間は6月22日まで残っています。両国に出る用事がある日に、ついでに観光案内所か美術館の受付に寄るだけで買えます。わざわざ行くより、用事の前後で立ち寄れるタイミングを探すほうが動きやすいと思います。
北斎と広重が同じ富士山を描いて、これだけ違う絵になるというのは、改めて並べてみないと分からない面白さがあります。錦糸町や押上から大江戸線に乗れば両国まで一本なので、近くを通る日に寄ってみるのは難しくありません。
もし「展示の内容がよく分からなくて迷っている」という方は、公式サイトの見どころページを先に見ておくと、当日ずいぶん動きやすくなりますよ。












