「防災フェア」と聞いても、具体的に何をするイベントなのか、地域の防災訓練と何が違うのか、少し分かりにくいですよね。
墨田区では、区主催の防災イベントや、東京消防庁の防災体験施設、地域団体が行う街なかの防災イベントなど、さまざまな形で防災を学べる機会があります。
この記事では、墨田区で参加しやすい防災フェア・防災イベントの内容や、参加前に確認しておきたいポイントを、初めての方にも分かりやすくまとめます。
墨田区の地域情報を伝えるメディア『すみだデスク』のエリア担当ライター、まさきです。今回は、実際に行く前に知っておきたい「日時・会場・体験内容・持ち物」の順番で整理しました。
墨田区の防災フェアでは何ができる?
墨田区周辺で行われる防災関連イベントは、大きく分けると次の3つがあります。
- 区が主催する大型の防災フェア
- 消防署や防災館で行われる体験型の防災学習
- 地域団体や商店街などが開く街なかの防災イベント
イベントによって内容は異なりますが、起震車による地震体験、煙体験、消火器訓練、消防車両の展示、防災用品の紹介、VR防災体験などが行われることがあります。
ただ見て回るだけでなく、「地震の揺れを体験する」「煙の中で避難の難しさを知る」「非常用品を実物で確認する」といった、日常ではなかなかできない体験ができるのが特徴です。
墨田区で参加しやすい防災イベント3選
ここでは、墨田区内や墨田区から参加しやすい防災イベント・防災施設を3つ紹介します。開催日や内容は変更されることがあるため、参加前には必ず公式情報を確認してください。
すみだ防災フェスタ|錦糸公園
すみだ防災フェスタは、墨田区が主催する大型の防災イベントです。会場は錦糸公園で、JR錦糸町駅から徒歩約3分とアクセスしやすい場所にあります。
起震車、煙体験、消防車両の展示、スタンプラリーなど、子どもから大人まで参加しやすい内容が用意されることがあります。1か所で複数の防災体験ができるため、家族で防災について考えるきっかけにもなります。
2025年は11月16日(日)10時から14時まで開催予定と案内されています。参加無料のイベントですが、年度によって開催日時や内容が変わる場合があります。
東京消防庁 本所防災館|横川
本所防災館は、墨田区横川にある常設の防災体験施設です。地震、煙、都市型水害、暴風雨など、災害時に起こりやすい状況を体験しながら学べます。
防災フェアのような一日限定のイベントとは違い、予約をすれば日程を選んで体験できるのが特徴です。入館は無料ですが、防災体験ツアーは事前予約が必要です。
JR錦糸町駅や押上駅から徒歩約10分の場所にあり、墨田区内で防災を学びたい方にとって利用しやすい施設です。
京島ストリート防災フェスティバル|京島エリア
京島ストリート防災フェスティバルは、京島エリアの路地や街なかを活用して行われる地域密着型の防災イベントです。
VR防災体験、車両展示、飲食店の出店など、地域の雰囲気を感じながら参加できる内容が特徴です。防災を「特別なもの」として構えるのではなく、ふだんの暮らしの延長で考えやすいイベントです。
2026年2月15日(日)には第2回の開催が予定されています。参加無料の案内がありますが、内容や開催時間は事前に公式情報で確認しておくと安心です。
参加前に確認しておきたい日時と会場
防災フェアに参加する前に、まず確認しておきたいのは「開催日時」と「会場」です。
たとえば、すみだ防災フェスタの会場になる錦糸公園は、JR錦糸町駅から近く、買い物や用事のついでにも立ち寄りやすい場所です。一方で、屋外イベントの場合は天候によって内容が変わったり、一部中止になることもあります。
また、本所防災館のような体験施設は、行けば必ずすぐ体験できるとは限りません。日時によっては予約が埋まっていることもあるため、行きたい日が決まったら早めに予約状況を確認しておきましょう。
開催日時・会場・申込方法は年度やイベントごとに変わることがあります。参加前には、墨田区公式サイトや各施設の公式情報を必ず確認してください。
起震車や煙体験で分かること
防災フェアで人気がある体験のひとつが、起震車による地震体験です。
震度の大きな揺れを実際に体で感じると、頭で想像していた地震とは違う怖さがあります。「立っていられない」「机の下に入るだけでも大変」といった感覚を知ることで、自宅の家具固定や避難行動を見直すきっかけになります。
煙体験では、火災時に煙が充満した空間を進む難しさを疑似体験できます。煙の中では視界が悪くなり、普段ならすぐ分かる出口や通路も見えにくくなります。
こうした体験を通じて、避難経路を事前に確認しておくことや、慌てず低い姿勢で移動することの大切さを実感しやすくなります。
VR防災体験や展示を見るときのポイント
最近の防災イベントでは、VRを使った防災体験が行われることもあります。映像や振動を通じて、地震や火災、水害などの状況をよりリアルに感じられるのが特徴です。
ただし、VR体験には年齢制限や体調面での注意がある場合があります。小さなお子さんや乗り物酔いしやすい方、体調に不安がある方は、無理をせず当日スタッフに確認してから参加しましょう。
また、展示コーナーでは、防災用品や非常食、避難所で使われる備品などを見られることがあります。パンフレットをもらうだけで終わらせず、自宅の備えと比べながら見ると、帰宅後に何を見直せばよいか分かりやすくなります。
備蓄や非常用品の見直しにつなげる
防災フェアは、非常用品や備蓄を見直すきっかけにもなります。
非常食、飲料水、携帯トイレ、ライト、モバイルバッテリー、救急用品など、必要だと分かっていても、普段の生活ではなかなか準備が後回しになりがちです。
会場で実物を見ると、「思っていたより大きい」「家族の人数分だと意外と量が必要」「これは家に置いておいたほうがよさそう」と具体的に考えやすくなります。
防災フェアに参加したあとは、帰宅してから非常用袋や備蓄品を1つだけでも見直してみるのがおすすめです。
全部を一度にそろえようとすると大変ですが、「水の量を確認する」「懐中電灯が使えるか試す」「非常食の賞味期限を見る」だけでも、次の備えにつながります。
混雑や天候で気をつけたいこと
防災フェアは家族連れでも参加しやすい反面、人気の体験コーナーには人が集まりやすく、待ち時間が出ることもあります。
起震車、煙体験、消防車両の展示などは特に注目されやすいため、余裕を持って回りたい場合は、午前中の早い時間に行くと動きやすいでしょう。
屋外イベントの場合は、雨や強風で内容が変更されることもあります。開催直前には、公式サイトやSNSなどで最新の案内を確認しておくと安心です。

体験コーナーだけでなく、展示や相談ブースも見ておくと発見があります
行く前に準備しておきたい持ち物
防災フェアは、基本的に身軽に参加できるイベントが多いです。ただし、屋外会場や子ども連れの場合は、少し準備しておくと安心です。
- 動きやすい服装
- 歩きやすい靴
- 飲み物
- 帽子や暑さ対策グッズ
- メモができるもの
- スマートフォン
- 子ども連れの場合は抱っこひもや着替え
また、本所防災館の防災体験ツアーのように、事前予約が必要な施設もあります。参加したい体験がある場合は、当日現地で困らないように、申込方法や集合時間を事前に確認しておきましょう。
防災フェアと地域の防災訓練の違い
防災フェアと地域の防災訓練は、どちらも防災について学ぶ大切な機会ですが、役割が少し違います。
防災フェアは、初めての人でも参加しやすく、体験や展示を通して防災に興味を持つきっかけになるイベントです。家族で立ち寄ったり、買い物のついでに参加したりしやすいのが特徴です。
一方、地域の防災訓練は、実際に自分が住んでいる地域で、避難場所や避難経路、町会・自治会の動きなどを確認する意味があります。
まずは防災フェアで全体像を知り、その後に地域の訓練へ参加するという流れにすると、無理なく防災への理解を深めやすくなります。
参加前の確認手順
防災フェアに行く前は、次の順番で確認しておくとスムーズです。
墨田区公式サイトやイベントの公式情報で、開催日・時間・会場を確認します。
事前予約が必要な体験や、定員がある企画がないか確認しておきます。
VR体験や起震車などは、年齢や体調によって参加できない場合があります。
屋外イベントの場合は、雨天中止や内容変更の可能性があります。直前の案内も確認しましょう。
まとめ|墨田区の防災フェアは備えを見直すきっかけになる
墨田区の防災フェアや防災イベントは、災害への備えを身近に考えるきっかけになります。
起震車や煙体験、防災用品の展示などを通して、普段はなかなか想像しにくい災害時の状況を体験できるのが大きな特徴です。
また、会場で見たことや聞いたことをきっかけに、自宅の備蓄や非常用袋、避難場所を見直すこともできます。
防災というと少し難しく感じるかもしれませんが、防災フェアは気軽に参加しやすい入口です。まずは公式情報で開催日や会場を確認し、行けそうなイベントから参加してみてはいかがでしょうか。











