二人目も保育園に預けたら、保育料はいくらになるのか。家計を見直そうとして、第二子の数え方のところで手が止まった方もいると思います。
地域情報メディア『すみだデスク』のエリア担当ライター、まさきです。わたしは何かを調べるとき、まず公式の案内がどこにあるかから探す癖があります。
この記事では、墨田区の多子世帯向けの考え方、確認したい条件、公式情報の探し方を、読む順番に沿って書いていきます。
二人目の保育料で先に見たい制度
墨田区の案内を読むと、二人目の保育料には二つの制度が重なっています。一つは令和5年10月から始まった多子世帯向けの負担軽減で、第2子以上の保育料が無償とされています。もう一つが、令和7年9月から始まった第1子無償化。
どちらも東京都の補助を使った仕組みで、区は都の事業が終われば扱いが変わる場合があると書いています。いまの無償がずっと続く前提ではない、という点は頭の片隅に置いておきたいところ。
第二子の数え方は制度で決まる
迷いやすいのが、「第二子」という言葉の意味です。家庭では二番目に生まれた子を第二子と呼びますが、制度上の数え方はそれと一致しないことがあります。ここがいちばんつまずきやすい所だと思う。
墨田区の現行案内では、保護者が監護し生計が同じ子どもであれば、兄弟姉妹の数え方に年齢制限はないとされています。一方で、都の事業が終わった場合は就学前の範囲で数えるとも書かれています。数え方そのものが制度の側で決まる仕組み。
わたしも子どもが小さかったころ、家での呼び方の順番と書類の順番は同じだと思い込んでいました。後から案内を読み直して、少しひやっとしたのを覚えています。
上の子が別の施設に通う場合の扱い
上の子が別の保育園や小学校に通っていると、対象になるのか不安になりますよね。区の案内には、在園する子と兄弟姉妹の住民登録が異なる場合は申請が必要と書かれています。
ただ、施設が別であることや年齢の差をどう扱うかまでは、この案内だけでは読み切れません。わたしなら、上の子の通い先と住民登録の状況をメモに書いてから区に聞きます。そのほうが電話でも話が早いんですよね。
多子世帯の軽減と無償化の違い
よく似た言葉が並ぶので、ここは一度立ち止まって分けておくと楽です。国の幼児教育・保育の無償化は、3歳児クラスから5歳児クラスと、住民税非課税世帯の0歳児クラスから2歳児クラスが対象。
| 制度 | 区の案内にある主な内容 |
|---|---|
| 国の幼児教育・保育の無償化 | 3歳児から5歳児クラスなどの保育料が無償 |
| 多子世帯の負担軽減(令和5年10月から) | 第2子以上の保育料が無償 |
| 第1子無償化(令和7年9月から) | 区が保育料を算定する認可保育施設の通常保育料が無償 |
どの制度でも、延長保育料は対象外と案内されています。「無償」と聞いて毎月の支払いがゼロになると考えると、延長保育を使う家庭では少し話がずれてきます。
対象条件の文章で止まりやすい所
見落としやすいのが、条件の文にある「保護者が監護し、生計が同一」という部分です。同じ家に住んでいるかどうかとは、必ずしも同じ意味ではありません。単身赴任や別居の事情がある家庭は、ここで一度読み返しておきたい部分。
- 監護
-
一般的に、保護者が子どもの世話や監督をしている状態を指す言葉です。
- 生計が同一
-
一般的に、暮らしのお金を一緒にまかなっている関係を指す言葉です。
- 延長保育料
-
通常の保育時間を超えて預けたときにかかる料金です。
言葉の意味は一般的な説明で、実際にどう判定されるかは区に確認することが前提です。自分の家がどちらか迷ったら、そのまま窓口で聞いてしまうほうが気持ちは軽いかなと思います。
保育料表と案内を並べて読む方法
区の保育料の案内は、制度の説明と保育料の表が別のページやPDFに分かれていることがあります。表だけ見ると金額が並んでいるので、無償の話とつながらず戸惑う方もいるはず。
まず保育料の決定と支払いのページで、無償になるものと対象外のものを確認します。
次に保育料表で、年齢クラスと税額による区分の見方を確認します。
最後に、延長保育料など別にかかる費用だけを書き出します。
わたしにはこの順番のほうが合っています。表から先に見ると数字に気を取られて、そもそも無償の対象かどうかを読み飛ばしがちなので。
年度が替わったら見直したい情報
以前聞いた話が今も同じとは限りません。平成の終わりごろの区の資料では、就学前の範囲で数えて第2子は半額、第3子以降は無料という扱いでした。今の案内とは中身が違う。
案内のPDFには「令和7年度」のように年度が入っているので、開いたらまず年度の表記を見るようにしています。知人から聞いた金額や数年前の記事の数字は、参考程度にとどめています。
墨田区の公式情報にたどり着く手順
探すときは、墨田区公式サイトの子育てのページから、保育園に在園中の方向けの案内へ進むと見つけやすいです。「認可保育施設の保育料の決定と支払いについて」というページに、第1子無償化と多子世帯の話がまとまっています。
- 区の保育料の決定と支払いのページ
- 保育施設利用申込みのご案内のPDF
- 保育園在園中のてびきのPDF
- 子ども施設課への問い合わせ
錦糸町と押上のあいだを歩いていても、平日の昼と夕方では人の流れがまるで違います。区に問い合わせるなら、用事の前後で電話しやすい時間を先に決めておくと動きやすいですよ。
人数だけで保育料を決めつける失敗
ありがちなのが、「兄弟が二人いるから二人目はタダ」と人数だけで保育料を決めてしまうケースです。生計が同じか、住民登録が同じか、延長保育を使うかで、実際の支払いは家庭ごとに違ってきます。
わたしが家で書類を見るときも、夕飯のあとに家族と話しながら読むと思い込みに気づきやすいと感じています。一人で黙って読むより、声に出すほうが引っかかりが見えるんですよね。
認可外施設に同じルールは使えない
今回の無償の話は、区が保育料を算定する認可保育施設が前提です。認可外保育施設や企業主導型の保育には施設ごとに独自の料金があり、同じ軽減ルールをそのまま当てはめることはできません。

認可か認可外かだけでも、最初に見ておくと安心ですよ
認可外には別の助成の仕組みがありますが、上限額や対象は認可とは別枠。利用を考えているなら、施設の料金表と区の助成の案内を両方見て、差額がどこに出るかを確かめておくと安心です。
二人目の入園を考えるみなさんへ
二人目の入園を考え始めると、保育料のほかにも決めることが次々に出てきます。だからこそ、お金の話は公式の案内を一枚手元に置くだけでも、気持ちが少し落ち着く。
わたしは、店でも制度でも入り口が見えないものを後回しにしてしまう性格です。保育料も同じで、どこに何が書いてあるか分かっただけで、ずいぶん身近に感じられたと思っています。
今日か今週末のどこかで、区の保育料のページを開き、延長保育料は対象外という一文をメモに書き写してみてください。家計の見通しに入れる金額が絞れて、気持ちが少し楽になると感じています。そのメモが区に聞くときの手がかりになったらうれしいです。まずは一枚、書いてみてくださいね。













