電池を捨てようと思ったとき、「これは普通のごみでいいのか、それとも別のところへ持っていくのか」と手が止まることがあると思います。種類が混在していると、なおさら迷いやすい。
墨田区の生活情報を伝えるメディア『すみだデスク』エリア担当ライターのまさきです。わたしも小型家電の処分をきっかけに電池の分別を調べたとき、乾電池とボタン電池で出し先が違うと知って驚きました。
この記事では、墨田区で電池を捨てるときの種類ごとの見分け方、出し方、発火を避けるための注意点を順番に整理します。後半では、実際に使える回収先を三か所まとめています。
まず電池を三つに分けて考える
家に残っている電池は、大きく「乾電池(筒型の使い切り)」「ボタン電池」「充電式電池」の三種類に分かれます。見た目が似ていても、墨田区での出し先はそれぞれ違います。
この三つを混ぜたまま出すと、回収ボックスで断られたり、発火事故の原因になったりすることがあります。先に手元の電池を種類ごとに分けてから、次のステップへ進むと動きやすいです。
乾電池の出し方と回収ボックスの場所
筒型の使い切り電池(アルカリ・マンガン乾電池)は、区の施設に設置された乾電池回収ボックスへ持ち込む方法がメインです。コイン電池(型式記号 CR・BR)も同じ回収ボックスで受け付けています。
区内の回収拠点は、墨田区役所、すみだ清掃事務所(本署・分室)、各出張所、図書館、児童館など多数あります。開館日の営業時間内であればいつでも持ち込めます。
ボタン電池で迷いやすい見分け方
迷いやすいのが、コイン電池とボタン電池の区別です。どちらも薄くて丸い形をしているので、見た目だけでは判断しにくい。電池の表面に印字されている型式記号で確認するのが確実です。
- コイン電池(区の回収ボックスで受付)
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型式記号が CR または BR のもの。二酸化マンガンリチウム電池が該当します。
- ボタン電池(区の回収ボックスでは受付なし)
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型式記号が SR・LR・PR のもの。酸化銀電池・アルカリボタン電池・空気亜鉛電池が該当します。
ボタン電池は区の拠点回収の対象外です。電器店やスーパー、眼鏡店などの「リサイクル協力店」に設置されたボタン電池回収缶へ持ち込んでください。
充電式電池の墨田区での出し方
リチウムイオン電池・ニカド電池・ニッケル水素電池といった小型充電式電池は、令和6年4月から区内15か所の拠点回収ボックスで受け付けが始まりました。モバイルバッテリーも対象に含まれます。
製品についているリサイクルマーク(矢印のループマーク)が目安です。マークの確認だけでも先にやっておくと、持ち込み当日に迷わなくて済みます。
リチウムイオン電池の発火リスクと注意点
充電式電池を誤って「燃やさないごみ」の袋に入れて出すと、収集車や処理施設で発火事故につながることがあります。墨田区の公式情報でも、充電式電池は通常のごみとして出さないよう明確に案内されています。
特に注意が必要なのが、膨らんでいたり変形・液漏れしたりしている電池です。そういった状態のものは、回収ボックスには入れないでください。
破損・変形・膨張した電池は、すみだ清掃事務所(本署または分室)へ直接持ち込んで職員に手渡す形になります。事前に電話で確認してから行くと安心です。
端子をテープで絶縁したい場面
乾電池やコイン電池を回収ボックスへ持ち込む前に、端子部分をセロハンテープで覆う絶縁処理が必要です。これは発火事故を防ぐための手順で、区の公式ページでも指定されています。
複数の電池がバラバラに袋の中で触れ合う状態だと、ショートのリスクが上がります。一本ずつ端子を覆ってから持ち込むか、種類ごとに小分けにして持ち運ぶのが無理のないやり方だと感じています。
よくある失敗と見落としやすい点
先に結論を言うと、いちばん多い失敗は「充電式電池を燃やさないごみとして出してしまう」パターンです。小型家電の中に入ったままにして出すのも同じ理由で問題になります。
- 乾電池と充電式電池を同じ袋に混ぜて出す
- ボタン電池を区の回収ボックスへ入れてしまう
- 充電式電池を燃やさないごみの日に出す
- 絶縁処理なしで電池を袋に入れて持ち込む
- 膨張した電池を回収ボックスへ入れてしまう
小型家電(ドライヤー、電気カミソリなど)を処分するときは、内蔵の充電池を確認する手順が先に来ます。電池が取り外せる製品なら外してから本体を小型家電回収ボックスへ。外せない場合は製品ごと充電式電池の回収ルートで対応します。
墨田区で使える電池の回収先三か所
「どこへ持っていけばいいか」が一番迷うところだと思います。墨田区内または公式の検索サービスで実際に使える出し先を三か所まとめました。持ち込む電池の種類に合わせて使い分けてみてください。
乾電池・コイン電池・充電式電池(正常品)の拠点回収、破損・膨張した充電式電池の直接持込先。墨田区業平五丁目6番2号。電話:03-5608-6922。受付は平日8時30分~17時。公式サイト:city.sumida.lg.jp
ボタン電池(SR・LR・PR)の回収缶設置店を郵便番号で検索できる無料サービス。電器店・眼鏡店・時計店・補聴器店などが登録されています。URL:botankaishu.jp
リチウムイオン電池・ニッケル水素電池などの充電式電池を回収する店舗を地域から検索できます。家電量販店やホームセンターが多く登録されています。URL:jbrc.com
どの出し先も、持ち込み前に対象電池の種類と受付状況を公式で確認しておくと確実です。施設の開館日や登録店舗は変わることがあります。

用事のついでに寄れる場所を一か所だけ先に決めておくと楽です
電池の種類ごとの出し先を整理する
種類によって出し先が異なるので、一度まとめて確認しておくと次回から迷いにくいです。
| 電池の種類 | 墨田区での出し先 |
|---|---|
| 乾電池(筒型・使い切り) | 区内拠点回収ボックス |
| コイン電池(CR・BR) | 区内拠点回収ボックス |
| ボタン電池(SR・LR・PR) | BAJ協力店の回収缶 |
| 充電式電池(正常なもの) | 区内15か所の拠点回収ボックス |
| 充電式電池(破損・膨張) | すみだ清掃事務所へ直接持込 |
今週末に一度、電池の中身を確認してみる
引き出しや電池入れに貯まった電池を、週末に一度広げてみるだけで、かなり気持ちが軽くなります。全部まとめて処分しようとすると重く感じますが、今日は「乾電池だけ分ける」くらいの一歩でも十分だと思っています。
わたしも小型家電を処分しようとして、電池が何種類も混ざっていることに気づいてから、一本ずつ型式記号を見るようになりました。最初は面倒に思いましたが、慣れると見分けはそれほど難しくないんですよね。
近くの拠点施設に寄れそうな日があれば、セロハンテープで端子を覆った電池を小さな袋に入れて持ち込んでみてくださいね。それだけで、家の引き出しがひとつすっきりする時間になったらうれしいです。













