【墨田区】地震への備え、避難所・家具・備蓄は何から始める?

地震への備えは、家具、備蓄、避難先、地域のリスクまで見始めると、どこから手を付けるか迷いやすいものです。大きな地震の報道や転居をきっかけに、自宅まわりを見直す方もいるでしょう。

地域情報メディア『すみだデスク』のエリア担当ライター、まさきです。錦糸町と押上のあいだを動く日が多いわたしは、行き先を決める前に場所と行きやすさを先に見る癖があります。

墨田区で地震に備えるなら、自宅周辺の情報を見てから、室内、備蓄、避難先へ進む順番なら無理がありません。迷いどころを一つずつほどいていきます。

目次

墨田区で地震を考える地域の見方

墨田区で確認したいのは、区全体を一つの印象で捉えないことです。地盤、建物の状況、火災時の避難先は、住所や周辺環境によって見方が変わります。自宅の場所から見るのが先です。

東京都は町丁目ごとの地震に関する地域危険度を公表しています。ただし、これは地域を安全か危険かと決める資料ではありません。地域の特徴を知り、備えを考える入口として読む資料です。

わたしなら、まず自宅の住所を地図で確認し、その次に普段通る駅までの道を見ます。買い物や通勤で使う道まで目に入ると、家の中だけでは気づかなかったことが出てくるものです。

揺れの想定は公的資料で見る

地震の規模や発生時期を予測することはできません。だからこそ、揺れについては個人の予想ではなく、国や東京都、墨田区が示す地図やガイドブックを確認するほうが落ち着いて見られます。

墨田区の防災マップと地震ガイドブックには、地震発生時の行動や避難先に関する情報が載っています。改訂されることもあるため、古い紙の地図だけで決めず、区の最新案内も見ておきたいところです。 [3][1]

住所から見ると迷いにくいですよ

液状化の情報は地図で別に見る

液状化は、地震の揺れや火災とは別に確認したい情報です。地盤に関わるため、近所の印象や建物の新しさだけで判断せず、東京都や国の公的な地図で住所付近を確かめます。

見落としやすいのが、水害の地図と地震時の液状化情報を同じ意味で読んでしまうことです。洪水、高潮、雨水出水、液状化は起こる仕組みが異なります。地図ごとに何を示すものかを見ます。

地図を開いて情報量の多さに止まってしまうなら、自宅の地点だけ先に見る方法でも十分です。広く見渡そうとせず、住所の周りから始めるほうがわたしには合っています。

地震火災に備えて道を見ておく

地震後には、揺れそのものだけでなく火災の状況によって避難のしかたが変わります。墨田区では、延焼火災が起きて地域内で安全を確保しにくいときの避難場所が案内されています。

普段は近道として通る細い道でも、非常時には通りにくくなるかもしれません。平日に錦糸町から押上へ移動していると、人の流れが時間で変わるのをよく見ます。地震時はなおさら同じ道に集中しやすいはずです。

自宅から最寄り駅だけでなく、反対方向へ抜ける道も地図で見ておくと安心です。実際に歩くかどうかは無理のない日に決めればよく、最初は地図上で止まるだけでも意味があります。

家具と室内で先に片づけたい場所

室内対策は、家具を増やすことではなく、倒れた物や落ちた物で通り道がふさがれないように見ることから始めます。寝室、子どもの寝る場所、玄関までの道は優先して見たい場所です。

  • 背の高い家具の固定状態を見る
  • 寝る場所の上に物を置かない
  • 玄関までの足元を空けておく
  • 割れ物の置き場を見直す

帰宅後に玄関から部屋へ入るとき、置きっぱなしの荷物が気になることがあります。わたしも家族が通る場所を見て、ここで一度止まりました。普段の散らかり方が、そのまま非常時の通りにくさになるからです。

飲料水と食料は使う順に置く

備蓄は、たくさん買って見えない場所へしまうより、家族が使える形で置くほうが続きます。飲料水、普段食べる食品、簡易トイレなどを、取り出せる場所に分けて置くと確認しやすくなります。

飲料水

家族の人数と普段の飲み方に合わせて置き場所を決めます。

食料

日常で食べて補充する食品を混ぜると期限を追いやすくなります。

簡易トイレ

水が使いにくい場面を想定して保管場所を家族で共有します。

備蓄は使える場所に置くことが大切です。買い物のついでに一品ずつ足すなら負担が重くなりません。週末に棚を開けて、期限と置き場所を一度見る程度から始められます。

避難所と避難場所の役割を分ける

避難所と避難場所は、名前が似ていて混同しやすいところです。墨田区の案内では、避難場所は延焼火災から身を守るための場所、避難所は自宅に戻れない場合の一時的な生活拠点として説明されています。 [6]

名称主な役割
一時集合場所近隣の情報を集める最初の場所
避難場所延焼火災から身を守る場所
避難所自宅へ戻れない場合の生活拠点

地震が起きたら必ず避難所へ向かうとは限りません。自宅が危険でなければ、在宅避難が安全な場合もあると区は案内しています。自宅周辺の一時集合場所、避難場所、避難所は防災マップで最新情報を見てください。 [6][3]

災害時の情報を受け取る準備

災害時は、知っている施設名があっても開設状況や周辺の火災状況で動き方が変わります。墨田区は防災行政無線、メール、公式サイトなどで情報を発信しています。受け取り方を平時に決めておくと迷いにくくなります。 [1]

公式情報を受け取る手段を決めることは、備蓄と同じくらい大事です。スマートフォンの充電手段も含め、家族の連絡方法を一つ決めて紙にも残しておくと、通信が不安定なときに役立ちます。

外出中の帰宅困難に備える見方

外出中なら、自宅へ急いで戻ることだけを先に決めないほうがよい場面もあります。駅、勤務先、外出先の状況で安全な行動は変わります。区の帰宅困難者対策や、勤務先・学校の案内も普段から確認しておきます。 [1]

わたしが錦糸町と押上の間を移動するときも、乗り換えが多い日ほど、帰り道だけを一つに決めないようにしています。地震時も同じで、今いる場所の案内を受け取ることが先になる場面があるでしょう。

持ち歩く物は、モバイルバッテリー、飲み物、連絡先のメモなど、普段の荷物に無理なく入る範囲で考えます。全部を非常用品にする必要はなく、続けられる量で持つほうが現実的です。

一つの備えだけに頼らないために

家具固定だけ、備蓄だけ、避難所の確認だけでは、地震への備えは終わりません。室内、地域の地図、連絡方法、外出時の動きを少しずつ重ねると、どれか一つが使えない場面にも対応しやすくなります。

STEP
自宅の住所を地図で見る

防災マップで一時集合場所と避難先を確認します。

STEP
寝室から玄関まで歩く

倒れそうな家具と足元の物を見つけます。

STEP
家族の連絡方法を残す

連絡先と集合の目安を紙にも書いておきます。

地図を見て不安になりすぎる必要はありません。情報を知ったうえで、家の中や連絡方法に手を入れるための材料にすること。わたしは、この順番なら慌てず続けやすいと感じています。

今日の小さな備えを家に残す

今日できる一歩として、自宅の住所を墨田区防災マップで開き、一時集合場所と避難先を紙に一つだけ書いてみてください。スマートフォンの画面で見ただけより、家族に伝える場面を想像しやすくなります。

わたしは、店や施設でも入口や場所が分かりにくいと後回しにしがちです。避難先も同じで、名前だけ知るより、自宅からどう行くかを一度見たほうが心に残ります。家族三人で話すきっかけにもなるはずです。

週末に冷蔵庫の横や玄関近くへ、そのメモを置いておく時間なら無理がありません。いざというときに迷う時間が少し短くなり、普段の暮らしにも余白ができると感じています。まずは住所まわりの地図を開いてみてくださいね。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「すみだデスク」ライター・まさき

葛飾区在住のまさきです。地域情報メディア『すみだデスク』で、暮らしに役立つ地元情報を発信しています。

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